「化学兵器CAREみらい基金メールニュース 061号」 より:
全国的に不安定なお天気のところが多いようです。東京でも先ほど、強い雨が降りました。先日の竜巻で被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
■基金では、現在、6月下旬に実施する第4回ハルビン日中合同検診の準備を行っているところです。詳細はニュースレター(7月発行予定)にてご報告いたします。
■先月16日に敦化毒ガス被害事件の判決が出てから、ひと月以上経ってしまいましたが、その間、被害者は東京高等裁判所に控訴しました。来週末には弁護団が被害者に会うため、訪中するそうです。
■旧日本軍の毒ガス兵器の原料で、何者かがコンクリートに混ぜて廃棄したとみられる有機ヒ素化合物に汚染された井戸水を飲んで健康被害(2000年頃〜。手のふるえ・頭痛・めまい、子供の発達の遅れなど。)を受けた茨城県神栖市の住民39名が、国と茨城県に損害賠償を求めていましたが、5月11日、国の公害等調整委員会による裁定が出ました。
同委員会は、茨城県が、1999年に井戸水が汚染(環境基準45倍のヒ素)されていることを知った後も、追加調査を行わず、また、汚染の事実を住民に周知しなかったことは著しく不合理な対応だったとして、住民39名のうち37名に賠償するよう命じました。(賠償されない2名は、母親が井戸水を飲むのをやめてから、生まれた子供たちだそうです。)
一方、国の責任は認めませんでした。尚、国による暫定的な医療及び生活保障制度は、昨年7月にできています。
裁定に不服な場合、30日以内に民事訴訟を起こすことができますが、県が提訴しないことを祈るばかりです。
■枯葉剤に関するテレビ番組のお知らせです。
5月20日、午後2時〜3時半、テレビ朝日「ザ・スクープ・スペシャル」で「沖縄での枯葉剤使用疑惑」が沖縄返還40周年特別企画として放映されます。 http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/
フォトジャーナリストの中村梧郎氏が鳥越俊太郎氏と共に解説するそうです。中村氏によりますと「『日本の汚染』という新事実のスクープ報道です。ベトナムも韓国も同様の事態が明るみに出て、毅然としてアメリカの浄化責任を問うていますが、日本国は調査さえしないまま、『なかったことにしたい』という態度であることが気がかりです。」
お時間のある方はぜひご覧ください。